播州毛鉤
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播州毛鉤物語

4 播州毛鉤のできるまで

帯巻き
工程11

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羽枝、金糸、生糸等を鉤の上へ直角に置き、左手の人差指の裏側と親指の爪先で持ち、いずれも内側下方から外側上方へ向けて巻く。 羽枝を用いる場合は、1〜2本取って小羽枝の遠列を外側に向けて揃えて2〜3回程度つめ巻きを行う。

巻き終った羽枝は、しけ糸で3〜4回程度巻き止め余りの羽枝はハサミで切り取る。 金糸を用いる場合は1本(5mm程度)取ってよりを戻したあと、右手で不用の芯糸を抜き取り、残った金糸は右手で完全によりを戻し、広げて表側になるように、ねじれないように3回重ね巻きを行う。 生糸を用いる場合は1本(5mm程度)取って4〜5回つめ巻きを行う。


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