播州毛鉤
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播州毛鉤物語

4 播州毛鉤のできるまで

胴巻き(つめ巻き重ね巻き)
工程10-4

この章の目次
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【1】下巻き

さきの胴巻き準備で取り付けて置いたもののうち下巻きに用いる赤染熊毛(7cm程度)を折り返して、ツノの下から頭の方に向け25回程度つめ巻きする。 巻き終った熊毛は左手の人差指と親指の先で持ちしけ糸で5回巻き止め余った熊毛はハサミで切り取る。


工程10-4

【2】上巻き

さきの胴巻き準備で取り付けて置いたもののうち上巻きに用いる羽枝を折り返して、小羽枝の遠列をツノの下から頭の方に向け、均等に間隔をあけ3〜6回巻く。 小羽枝の遠列が常に外側になるように、羽枝がねじれないように巻き、巻いた羽枝のすき間から下巻きの赤染熊毛が鮮明に見えるように均等に揃える。また、異なった2本の羽枝を一緒に重ねて用いることがある。


工程10-4





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