播州毛鉤
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播州毛鉤物語

4 播州毛鉤のできるまで

胴巻き(すきあけ巻き重ね巻き)
工程10-3

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【1】下巻き

さきの胴巻き準備で取り付けて置いたもののうち下巻きに用いる赤染熊毛(7cm程度)を折り返して、金箔が熊毛のすき間から美しく見えるように熊毛との間隔に特に注意して、右手で内側下方から外側上方へ向けて15〜20回程度すきあけ巻きを行う。 巻き終った熊毛は左手の人差指と親指の先で持ち、しけ糸で5回巻いて止め、余った熊毛はハサミで切り取る。


工程10-3

【2】上巻き

さきの胴巻き準備で取り付けて置いたもののうち上巻きに用いる羽枝を折り返して、ツノの下から頭の方に向け均等に間隔をあけ3〜6回巻く。 小羽枝の遠列が常に外側になるように、ねじれないように、羽枝のすき間から金箔と熊毛が鮮明に見えるよう均等に揃える。 また、異なった2本の羽枝を一緒に重ねて用いることがある。


工程10-3





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