当産地では、平成8年度をピークに釣針の生産数量および金額は減少傾向にあり、厳しい状況となっています。
漁場の環境悪化になる釣り頻度減少に加え、安価な輸入製品の市場参入などの影響があります。
そのような中で、各種展示会等への出展や播州釣針普及のための釣り大会等を通じて振興策を図っているほか、新商品開発および品質面で、輸入製品に対抗努力しています。
また、後継者の問題や企業間の格差等の問題も抱えています。
釣針釣具業界においては不況に強いといわれてきましたが、消費不振ともいわれる今回の不況でじわじわと影響が出てきています。
需要の低迷に加えて、卸業者の倒産や廃業により流通に変化が生じ、メーカーである組合員にとっては、在庫増等のリスクが問題となっており、資金面でも圧迫を受け始めている事業所も少なくありません。
そのような中で、播州釣針協同組合では、直接消費者へのPRも含め、さらに、国の伝統的工芸品指定の播州毛鉤についても広く周知するとともに、組合にホームページを設け、また、組合員のホームページともリンクし、アピールしていくことを考え、2003年2月28日にオープンいたしました。
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