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低水温に見舞われたときは、アユの当りは全く期待できない。
即ち15度まではよいが、13度ともなると、釣り人の身体もブルブル。竿を持つ手もさまにならない。
こんなときはあきらめるしかない。15度近くになれば浅場やトロ場でなんとか釣れよう。
日が差してきて、水温が上15度に上昇すると、魚も動き出して、サオが一斉に立つのが解禁当初のパターンである。
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昔から東風は絶対に禁物であるという。
アユは東風が苦手なのだろうか。水温の変化を感じているようだ。
反対に釣り人は、強風には全く困ってしまう。
10メートルの長竿が風にあおられて、持っているのが精一杯。アタリもとれないばかりか釣れてもバレてしまう。
「太陽には向かえ」、「風は背負え」の昔の人の言葉を思い出せばよい。
長い竿に横なぐりの風を受けては、身体の疲労にも限界がある。
そんな時は、常に風を瀬に受けるような足場固めが肝要である。
煙が上に立つようなベタ凪よりも、水面を小波の立つぐらいの方が、ドブ釣りには向いている。
アユの目は横よりも、上部に鋭いようだ。
水面上に表れた人影を怖れ、竿の動きを忘れて、アユは深場へ移動する。
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濁りの状態では、アユは浅場やトロ場、そして岸近くに避難する。
サオを短くして手前を釣るようにすると、濁りがあってもけっこう釣果がある。
ハリは赤系などまた普段使ったことのない、出来るだけ派手なハリがよい。
大岩の影に淀んだところがあればサオを出すべきだ。
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